グラフィックデザイナー

高田 雅介さん(2014年 中途入社)

クーデザイン 課長

ノブレスグループのクリエイティブプロダクションであるクーデザインでグラフィックデザインを担当。
入社半年後より監督職として部下の育成・マネジメントを経験。
プライベートでは3児の父。仕事を持つ奥さまと協力し、グループ従業員の見本となる「イクメン」への成長も楽しみ。

デザインのマルチプレーヤーではなく、専門特化。

学生から社会人になる当時はリーマンショックによる、いわゆる「就職氷河期」。希望する企業に就職するというよりは、なんとかグラフィックデザイナーとして経験を積める環境を探したという感じでしょうか。2社での勤務の後、オファーを受けてクーデザインに入社してからもグラフィックデザイン(ポスター、新聞・雑誌、店舗の看板の広告などのデザイン)を中心に担当しました。Webデザインにチャレンジする機会もあり、一通りのことはできるようになりましたが、グラフィックとWebではデザインの概念、組み立て方が全く違います。僕は器用なマルチプレーヤーのデザイナーではなく、グラフィックデザインを深堀りするほうがいいのではないかと気がつき、今後もグラフィックデザインを軸に活動していきたいと思っています。ただし、コンセプトデザインやプロジェクトデザインなど、企画関連のデザインワークを担当できるように成長しなければいけませんね。

 

公私ともに「育てる人に育つ」ことが目標。

クーデザインに入社する以前は、部下を持ったことはありませんでした。現在部下を持つ立場になって、人を指導・育成する難しさに直面しています。例えば、1つのワークについて指導をする際にも、こちらが一から十まで伝えてしまうのではなく、部下が自発的に答えを出し、主体性をもって動けるように導かないといけませんし、部下の個性によって伝え方を変えなければいけない。本当に難しいです(笑)。 プライベートでも3人の子どもがおり、父親としても人を育てる立場になりました。妻も正社員として働いているため、育児には積極的に参加しなければいけませんが、これも初めての経験です。現在30代後半ですが、まさに人生のターニングポイントに来た感じですね。「育てる人」としてはまだまだ経験が浅いですが、会社が時差出勤制度などでバックアップしてくれることもあり、一歩一歩成長できればと考えています。

 

ロールモデルはホテルソビアルの支配人。

現在の僕のロールモデルは、ホテルソビアルの支配人、村上さんです。ホテルマネージャーとグラフィックデザイナー、職種はまったく異なるのですが、部下を持ち、子どもを持つ立場になってから村上さんの「人あたり」がとても参考になっています。村上さんはお客さまであれ、ホテルのスタッフであれ、相手を緊張させずに、やわらかに接することがとても上手です。僕も誰かとの信頼関係をつくるためには「まず、仲良くなる」ということを心がけているのですが、マネジメントをする人間は、常に組織の空気をやわらかく保つことができないといけないように思います。ピリピリしている空気では、特にクリエイティブの現場は業務パフォーマンスが落ちます。決して和気あいあい、仲良しクラブということではなく、クーデザインのメンバーの個性を尊重し、リラックスした職場をつくっていけたらな、と考えています。

 

グループの「新しい動き」をデザインする。

クーデザインはノブレスグループのクリエイティブワークを担当していますので、グループが新しいことをスタートする際には、その中心、または基盤に存在しなければいけないと考えています。新しいホテルやレストランが生まれるときに、コンセプト、ロゴ、パンフレット、ファブリック、Web、SNSまで全方位的にデザインできることがクーデザインの強み。今、グループの「新しい動き」に備えて、もっと強い組織力を持つ必要があります。またクーデザインが担当したプロジェクトワークが、ノブレスグループの資産やビジネスモデルになるということも意識して行動したいと思います。僕はどちらかといえばリーダータイプではなく、サブタイプ。トップとメンバーのいい潤滑油となり、組織を支えていきたいです。